「諸願書扣帳」を編集中

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   右銅ヶ丸柳原山壱ヶ年拾弐匁五分ツヽ年上ケ被仰付
 
   右銅ヶ丸柳原山壱ヶ年拾弐匁五分ツヽ年上ケ被仰付
 
   明和八卯ゟ巳迄拾五年御請被仰付候御運上一年分百四拾目五分也
 
   明和八卯ゟ巳迄拾五年御請被仰付候御運上一年分百四拾目五分也
   
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右御吟味の趣、奥州表へ
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御伺いの上、仰せ渡すべくそうらへども、年季等の儀は
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前請けの通りの外相成るまじくそうろう、何れ共に
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追て御伺いの上御指図の次第仰せ渡すべくそうろう、いさい
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承知畏み奉りそうろう、これに依り印形差し上げ申しそうろう、以上
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 寅閏六月             __ ___
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                     幾六
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 銀山方
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   御役所
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 右銅ヶ丸柳原山壱ヶ年拾弐匁五分ずつ年上げ仰せ付けられ、
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 明和八年卯より巳迄拾五年御請け仰せ付けられそうろう、御運上一年分百四拾目五分也
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  鉄類当時直段付覚
 
  鉄類当時直段付覚
 
  一 長割拾貫目     大坂売直段 
 
  一 長割拾貫目     大坂売直段 
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                       但シ三拾貫目二付
 
                       但シ三拾貫目二付
  
右御吟味の趣、奥州表へ
 
  御伺いの上、仰せ渡すべくそうらへども、年季等の儀は
 
  前請けの通りの外相成るまじくそうろう、何れ共に
 
  追て御伺いの上御指図の次第仰せ渡すべくそうろう、いさい
 
  承知畏み奉りそうろう、これに依り印形差し上げ申しそうろう、以上
 
   寅閏六月             __ ___
 
                       幾六
 
   銀山方
 
     御役所
 
   右銅ヶ丸柳原山壱ヶ年拾弐匁五分ずつ年上げ仰せ付けられ、
 
   明和八年卯より巳迄拾五年御請け仰せ付けられそうろう、御運上一年分百四拾目五分也
 
 
 
   鉄類当時直段付き覚え
 
   鉄類当時直段付き覚え
 
   一 長割拾貫目     
 
   一 長割拾貫目     
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               代銀四拾目より壱匁位 
 
               代銀四拾目より壱匁位 
 
     但し三拾貫目に付き。
 
     但し三拾貫目に付き。
 +
〆長割細割銑共相場多くの義に御座そうらえば、時の直段
 +
  高下御座そうろう。
 +
  右鉄類当時直段御尋ねに付き申上げそうろう以上。
 +
                    
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明和七年寅七月 
 +
                            畑田村鈩師           
 +
                                善左衛門
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                 都賀本郷鈩師
 +
                    権右衛門
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                  浜原村鈩師
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                   幾六
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銀山方
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  御役所
  
 
=== 12枚目(全15枚の内) ===
 
=== 12枚目(全15枚の内) ===
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   御役所             浜原村鈩師
 
   御役所             浜原村鈩師
 
                     幾六
 
                     幾六
 
 乍恐書付を以奉願上候
 
一当寅御買請米之儀例年ゟ願石高相減シ
 
 御直段之儀是迄両御城下平均直段ニ而被仰付候
 
  所当寅年ゟハセリ増被仰付候間兼而其趣
 
  相心得被仰付次第増直段を以銀納可仕旨
 
  被仰渡承知奉畏候此儀当夏去丑年分
 
  セリ増被仰渡段々御吟味被遊候ニ付委細書付
 
  を以御断申上候得ハ前々之通御免被成下
 
 
 
 
 
  〆長割細割銑共相場多くの義に御座そうらえば、時の直段
 
  高下御座そうろう。
 
  右鉄類当時直段御尋ねに付き申上げそうろう以上。
 
                      
 
  明和七年寅七月 
 
                            畑田村鈩師           
 
                                善左衛門
 
                 都賀本郷鈩師
 
                      権右衛門
 
                  浜原村鈩師
 
                   幾六
 
  銀山方
 
  御役所
 
 
 恐れ乍ら書き付けを以て願い上げ奉りそうろう
 
一 当寅御買請米の儀、例年より願い石高相減し、
 
  御直段の儀、これ迄両御城下平均直段にて仰せ付けられそうろう
 
  所、当寅年よりはせり増し仰せ付けられ候間、兼ねて其の趣
 
  相心得、仰せ付けられ次第増し御直段を以て銀納仕るべき旨
 
  仰せ渡され、承知畏み奉りそうろう、この儀当夏去る丑年分
 
  せり増仰せ渡され、段々御吟味遊ばされそうろうに付き、委細書き付け
 
  を以てお断り申し上げそうらえは、前々の通り御免成し下され
 
  
 
=== 13枚目(全15枚の内) ===
 
=== 13枚目(全15枚の内) ===
  
 
[[ファイル:img 056.jpg|600px]]
 
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難有奉存候其節御歎申上候通鈩稼之義ハ
 
作方を相放レ多勢相抱置候商売御座候所
 
元来所米払底之国柄殊ニ荒津ニ而冬春
 
之内他国舟入込候義無御座穀類働方
 
甚指支大勢之渡世難相成御座候得共
 
御慈非を以御米御貸渡被下候ニ付是迄
 
商売体相続仕御運上ヲも奉指上候
 
然ル所此上御直段御セリ増被仰付候而ハ
 
御米買請仕候而も難引合然ル時ハ冬春大勢
 
  
有り難く存じ奉りそうろう。其の節御歎き申し上げそうろう通り、鈩稼ぎの義は
 
作方を放れ、多勢相抱え置きそうろう商売に御座そうろう所、
 
元来所ろの米払底の国柄、殊に荒津にて冬春
 
の内他国舟入り込みそうろう義御座無く、穀類働方
 
甚だ指し支え、大勢の渡世相成り難く御座そうらえども、
 
御慈悲を以て御米御貸し渡し下されそうろうにつき、これ迄
 
商売体相続仕り、御運上をも指し上げ奉りそうろう、
 
然る所此の上御直段御セリ増し仰せ付けられそうらいては、
 
御米買い請け仕りそうらいても引合い難く、然る時は冬春
 
 
      
 
      
 
 
=== 14枚目(全15枚の内) ===
 
=== 14枚目(全15枚の内) ===
  
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    これは右と同様にございます。
 
    これは右と同様にございます。
 
  一 銑一駄   同様に代銀四十目より一匁くらい、但し三十貫目につき。
 
  一 銑一駄   同様に代銀四十目より一匁くらい、但し三十貫目につき。
 
 
  以上、長割、細割や銑の相場は種類が多くございますので、時によって値段が
 
  以上、長割、細割や銑の相場は種類が多くございますので、時によって値段が
 
  上下いたします。
 
  上下いたします。
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   御役所             浜原村鈩師
 
   御役所             浜原村鈩師
 
                     幾六
 
                     幾六
 
恐れながら文書によってお願い申し上げます
 
 一ことし寅年の買請米については、例年よりもお願いする石高を減らし、
 
  お値段についてはこれまでと同様に両御城下の平均値段でご命じなさいました。
 
  しかし、この当寅年からは、価格の引き上げを御命じになるとこことであらかじめ
 
  心得ておき、御命じになり次第、引き上げた値段で銀を納められるようにという旨を
 
  言い渡され、承知しおそれいっております。このことについては、今年の夏、去年の丑年分について、
 
  価格の引き上げをお言い渡しになり段々と御吟味なさいましたので、詳しく書き付け
 
    をもちましてお断り申し上げたところ、前々の通りにお許し下さり、ありがたく思っております。
 
 
その際にお歎き申し上げましたとおり、鈩の経営というのは、農業をせず、大勢を召し抱えている商売でございます。
 
元々石見国は米がなくなりがちの国柄です。特に海が荒れる冬、
 
春は他国から船が入ることはありません。穀物の調達の差支えかちのため、
 
大勢の生業が難しいですが、代官のご慈悲によりお米を貸し出されているため、
 
商売も続き、運上という税も差し上げてきました。しかしながら、価格を引き上げの命令をされたら、
 
米を買うとしても冬と春は大勢
 
 
  
 
 
  
  

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