恐れながら書付を以て申し上げ奉り候
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担当:古文書に親しむ会in松江
文書画像と釈文[編集]
乍恐以書付奉申上候 雲州松江表江先年調達仕候銀子之儀御返済 愁訴 相滞候ニ付、彼地罷出御訴訟申上度候間当夏 御添翰御願奉申上候処御□供被下置難有奉頂戴仕 早速彼地罷越、御願申上候処御勝手方御引銀 之旨被仰聞依之御勝手方御役人中江追て 二候間 御懸合申上候処当時御差支之趣及断候外 無之候、併證文等差上候て右江対し銀子少々 候ニ付 差出し可申旨被仰聞驚入段々幾六難渋之趣段々 申上候得者追々訴方被仰聞銀五貫五百目迄被下□□被仰聞当時致方無之段被仰聞 莫大之相違御座候ニ付無拠引取申候、右ニ付 御近翰被為下置候ニ付奉差上候、委細之儀ハ幾六直ニ 罷出可奉言上候義ニ御座候へとも先私共罷帰り候付 乍恐右之趣奉申上候 以上 邑智郡濱原村幾六代 与兵衛 丑十月 差添大森町 藤兵衛
大森 御役所
書き下し文[編集]
恐れながら書付を以て申し上げ奉り候 雲州松江表へ先年調達仕り候銀子の儀お返済 相滞り候に付、かの地まかり出で愁訴申し上げたく候間当夏 ご添かんお願い奉り申し上げ候ところお□供下しおかれありがたく頂戴仕り 早速まかり越し、お願い申し上げ候ところお勝手方御引銀 の旨仰せ聞かれこれよりお勝手方お役人中へおって お懸り合い申し上げ候ところ当時お差支えに候間お断りに及び候外 これなき候、并に証文など差し上げ候て右へ対し銀子少々 差し出し申すべく旨仰せ聞かれ候に付幾六難渋の趣だんだん 申し上げ候えばおいおい訴え方仰せ聞かれ銀五貫五百目まではお下に此の上相断り候ても 当時致し方これなき段仰せ聞かされ 莫大の相違ござ候につきよんどころ無く引き取り申し候、右に付 御近かん下しおかさせられ候に付、委細の儀は幾六直に まかり出で言上奉り候儀ござ候へとも先私どもまかり帰り候に付 恐れながら右の趣申し上げ奉り候 以上 邑智郡濱原村幾六代 与兵衛 丑十月 差添大森町 藤兵衛 大森 御役所
現代語訳[編集]
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脚註[編集]
コメント[編集]
<comments hideform="false" /> トーク:恐れながら書付を以て申し上げ奉り候