潮村の鹿猟について詫書
目録番号:
担当:島根大学法文学部社会文化学科歴史と考古コース古文書ゼミ
画像・釈文・書き下し文
1枚目(全2枚の内)
相渡申詫書之事 一、私義此度御村内ゟ鹿猟参候所艾谷出口ニ而 貴殿御突留被成候女鹿矢所ハ外人被致候義ニ而 不相成候様被申候所押而突かけ貴殿着物袖江突 通り手ひじ之下タ少々見疵付候付直様鑓を 御引留其段御差当ヲ受候所色々不当之返答 仕申争候得共元来私不埒之取計仕候義ニ付役 元へ出候様申偽リ抜かけ出候所道ゟ急敷 追掛被成道リ四丁斗茂御追掛ケ捕られ大 切成人間ニ見疵ヲ付不当之申争其上抜 掛等致候段不埒之義ニ付村御役元へも御申出 可成候趣御尤千万一言半句申訳茂無御座候
相渡し申す詫び書きの事 一つ、私義この度御村内より鹿猟参り候所、艾谷出口にて 貴殿御突き留め成され候女鹿、矢所は外人致され候義にて 相成らず候様申され候所、押して突きかけ貴殿着物袖へ突き 通り手ひじの下少々見疵付け候に付き、すぐさま鑓を 御引き留めその段御察当を受け候所、色々不当の返答 仕り申し争い候えども、元来私不埒の取り計らい仕り候義に付き、役 元へ出候様申し偽り抜けがけ出候所、道より急しく 追い掛け成され道(の)り四丁ばかりも御追い掛け捕えられ、大 切成る人間に見疵を付け不当の申し争い、その上抜け 掛けなど致し候段、不埒の義に付き、村御役元へも御申し出 成さるべく候趣、御尤も千万一言半句申し訳も御座無く候、
2枚目(全2枚の内)
現代語訳
脚註
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