浜田領渡利村書付

提供:石見銀山領33ヵ寺巡り
2017年1月16日 (月) 11:59時点におけるSakurae (トーク | 投稿記録)による版 (→‎2枚目(全5枚の内))
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目録番号:

担当:島根大学法文学部社会文化学科歴史と考古コース古文書ゼミ


文書画像・釈文・書下し文

1枚目(全5枚の内)

P1030230.JPG

乍恐以書付御願申上候
一 大貫村西田屋之儀二付浜田御領渡里村藤左衛門
  より当御料浜原村幾六江相掛候出入之儀
  西田屋久左衛門より右幾六へ相渡置候。譲証文二
  私共役判仕候二付先達而被召出右譲証文
  之義御尋ニ付有掛逐一申上候所此度被召出
  御吟味被仰聞候右譲証文二私共加判仕候ハ
  私とも幾六代吉縁合之もの故幾六ゟ被相頼
  加判仕候義二而幾六与馴合謀計相工み候旨藤左衛門
  差上候書付之趣被仰聞承知仕右縁合之訳


     恐れながら書き付けを以て御願い申し上げ候
一 大貫村西田屋の儀に付き浜田御領渡里村藤左衛門
  より当御料浜原村幾六へ相掛かり候。出入りの儀
  西田屋久左衛門より右幾六へ相渡し置き候。譲り証文に
  私ども役判仕り候に付き、先だって召し出され、右譲り証文
  の義お尋ねに付き有り掛かり逐一申し上げ候所、この度召し出され
  御吟味仰せ聞けられ候。右譲り証文に私ども加判仕り候は
  私ども幾六、代吉縁合のもの故幾六より相頼まれ
  加判仕り候義にて、幾六と馴れ合い謀計相工み候旨、藤左衛門
  差し上げ候書き付けの趣仰せ聞けられ承知仕り、右縁合之訳


2枚目(全5枚の内)

P1030231.JPG

并譲証文相違無之段ハ別紙御吟味口書ニ
       役義
申上候然ル処私義 相勤候得者時々大切成
御用向相勤并村方取納も仕候役筋ニ御坐候所
他領之藤座衛門ゟ謀計相工ミ候村役人共と御上ミ
被申立候而者御上之思召之程も甚恐多
猶又村内取納も不相成一向役筋難相立
義ニ御坐候へ者右謀計相工ミ候与申訳合
何様之義ヲ以右体藤座衛門申立候哉此段
藤左衛門御吟味被成下私共役筋相立候様
幾重ニも御勘弁奉願上候以上
  申 五月
           庄屋  幸十郎
           百姓代 重五郎
会田伊右衛門 様
   御役所
ならびに譲り証文相違これなき段は別紙御吟味口書に
申し上げ候。然る処私義役義相勤め候えば、時々大切成る
御用向相勤め、ならびに村方取り納めも仕り候役筋に御坐候所
他領の藤左衛門より謀計工み候村役人共と御上み
申し立てられ候ては、御上の思し召しの程も甚だ恐れ多く
猶又村内取り納めも相成らず、一向役筋相立ち難き
義に御坐候えば、右謀計相工み候と申す訳合
いかようの義を以って右体藤座衛門申し立て候や、この段
藤座衛門御吟味成し下され、私共役筋相立ち候様
幾重にも御勘弁願い上げ奉り候 以上
  申 五月
           庄屋  幸十郎
           百姓代 重五郎
会田伊右衛門 様
   御役所

3枚目(全5枚の内)

P1030233.JPG

4枚目(全5枚の内)

P1030234.JPG

5枚目(全5枚の内)

P1030235.JPG


    

現代語訳

脚註


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