「大貫村丑年村入用帳」の版間の差分

提供:石見銀山領33ヵ寺巡り
ナビゲーションに移動 検索に移動
65行目: 65行目:
  
 
[[ファイル:ひ5104.JPG|600px]]
 
[[ファイル:ひ5104.JPG|600px]]
 +
一 同三拾目 下夫給銀
 +
  是ハ御用御廻状持送り
 +
  触催促等仕候給銀如レ此
 +
  相究相渡申候
 +
 +
一 同三拾目
 +
  是ハ僧社人荷物送り
 +
  并年諸往来者世話賃等
 +
  如レ此相究相渡申候
 +
 +
一 同百目分
 +
  是ハ庄屋壱歩米壱石
 +
  九斗弐升五合代但壱石ニ付
 +
  五十二匁かへ
 +
 +
一 同三拾目 下夫給銀
 +
  是は御用御廻状持たせ送り
 +
  触れ催促仕りそうろう給銀此くの如く
 +
  相究め相渡し申しそうろう
 +
 +
一 同三拾目
 +
  是は僧社人荷物送り
 +
  ならびに諸往来者世話賃等
 +
  此くの如く相究め相渡し申し候
 +
 +
一 同百目分
 +
  是は庄屋壱歩米壱石
 +
  九斗弐升五合代、但し壱石に付き
 +
  五十二匁かへ
 +
 
=== 5枚目(全6枚の内) ===
 
=== 5枚目(全6枚の内) ===
  

2015年7月9日 (木) 01:57時点における版

目録番号:

担当:島根大学法文学部社会文化学科歴史と考古コース古文書ゼミ


文書画像,釈文,書下し文

1枚目(全6枚の内)

ひ5101.JPG

     

2枚目(全6枚の内)

ひ5102.JPG

一 同弐拾目七分九り
   是ハ御役所修復入用
   品々郡中割御役所江上
   納仕候

一 同弐拾目五分
   是ハ大家組座頭こせ
   飯米三斗九升四合弐勺
   代丑六月渡シ分
一 同弐拾目七分九り
   是は御役所修復入用
   品々郡中割、御役所へ上納仕りそうろう

一 同弐拾目五分
   是は大家組座頭ごぜ
   飯米三斗九升四合弐勺
   代、丑六月渡し分


3枚目(全6枚の内)

ひ5103.JPG

一 同拾九匁
    拾匁     伊勢
  内 五匁     杵築
    弐匁     高野
    弐匁     熊野

  五穀豊饒為祈祷前々
  上ヶ来申候
一 同拾九匁
    拾匁     伊勢
  内 五匁     杵築
    弐匁    高野
    弐匁    熊野

  五穀豊饒祈祷のため前々より上げ来たり申しそうろう

     

4枚目(全6枚の内)

ひ5104.JPG

一 同三拾目 下夫給銀
  是ハ御用御廻状持送り
  触催促等仕候給銀如レ此
  相究相渡申候

一 同三拾目
  是ハ僧社人荷物送り
  并年諸往来者世話賃等
  如レ此相究相渡申候

一 同百目分
  是ハ庄屋壱歩米壱石
  九斗弐升五合代但壱石ニ付
  五十二匁かへ
一 同三拾目 下夫給銀
  是は御用御廻状持たせ送り
  触れ催促仕りそうろう給銀此くの如く
  相究め相渡し申しそうろう

一 同三拾目
  是は僧社人荷物送り
  ならびに諸往来者世話賃等
  此くの如く相究め相渡し申し候

一 同百目分
  是は庄屋壱歩米壱石
  九斗弐升五合代、但し壱石に付き
  五十二匁かへ

5枚目(全6枚の内)

ひ5105.JPG

     

6枚目(全6枚の内)

ひ5106.JPG

    

現代語訳

これはお役所の修復に使う諸費用を、銀山領の村々に割り当てられた金額の自村負担分、お役所へ上納しました。

これは大家組の座頭(盲目の男性、女性)の飯米三斗九升四合弐勺
丑年六月に渡した分の代金です。

五穀豊饒の祈祷のために前々から上納して来ております。


脚註


コメント

<comments hideform="false" /> トーク:大貫村丑年村入用帳